車検費用の相場はいくら?【2026年最新】軽・普通車の総額目安と「高くなる原因」を徹底解説

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車検の時期が近づくと、「今回はいくらかかるんだろう?」「高く見積もられたらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

実は車検費用は、仕組みさえ分かってしまえば、どこにお金がかかっていて、どこを節約できるのかが明確になります。

車検費用の内訳
  1. 法定費用(重量税や自賠責保険など。どこで受けても金額は同じ)
  2. 車検基本料(点検代や手数料。業者によって金額が違う)
  3. 整備費用(部品交換代など。車の状態によって変動する)

この記事では、車種ごとの費用相場見積もりを安く抑えるための具体的なポイントを徹底解説します。まずは、自分の車がどのくらいの価格帯になるのか、相場観から確認していきましょう。

※金額は執筆当時の情報を基に記載しております。

目次

車種別の車検費用相場

車検費用の総額は「車の重さ(重量税)」と「依頼する業者(基本料)」によって決まります。まずはご自身の車がどの区分に当てはまるか、全体的な費用感(相場)を確認しましょう。

以下は、法定費用と車検基本料、そして最低限の消耗品交換を含めた「大きな故障がない場合」の総額目安です。

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車種区分(代表例)車検費用の総額目安内訳イメージ
軽自動車
(N-BOX、タントなど)
4.5万円〜7万円法定費用が最も安く、総額も抑えやすい
小型・普通乗用車
(プリウス、フィットなど)
6.5万円〜10万円車両重量1.5t以下のクラス。最も一般的な価格帯
ミニバン・SUV
(アルファード、ハリアーなど)
8万円〜13万円重量税が高くなるため、法定費用の負担が増える

※上記の金額は、初度登録から13年未満の車を想定しています(13年超は税金が上がります)。
※タイヤ交換やバッテリー交換などの「高額整備」が発生した場合は、上記の目安に+3万円〜10万円ほど追加で必要になります。

それでは、各クラスごとの詳細な内訳を見ていきましょう。

軽自動車クラス(N-BOX・タント等)

軽自動車は普通車に比べて税金や保険料が安く設定されているため、車検費用の総額も最も安く抑えられます。相場の目安は4.5万円〜7万円程度です。

以下に、標準的な軽自動車(初度登録から13年未満)の内訳シミュレーションをまとめました。

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費用の項目金額の目安備考
法定費用
(税金・保険など)
約2.6万円重量税:6,600円
自賠責:17,540円
印紙代:約1,800円
車検基本料
(点検・事務手数料)
1.5〜4万円依頼先によって変動(格安店〜ディーラー)
整備費用
(消耗品交換など)
0.5万円〜オイル交換などの最低限の整備
合計約4.5万円〜7万円

上記の「重量税」はエコカー減税なし・13年未満の標準額(6,600円)で算出しています。最新の電気自動車などはここからさらに減税されますが、逆に13年を超えた古い車の場合は、重量税が8,200円に上がります。

注意点

N-BOXやタントなどの背が高い「スーパーハイトワゴン」は、車両本体が重くタイヤへの負担が大きいため、タイヤ交換が必要になると費用がかさむ傾向があります。

小型・普通乗用車(〜1.5t / プリウス・フィット等)

プリウス、フィット、ヤリス、カローラなど、街中で最もよく見かけるコンパクトカーや標準的なセダンは、車両重量が「1.0t超〜1.5t以下」の区分に含まれることが一般的です。このクラスの車検費用相場は6.5万円〜10万円程度です。

以下は、このクラス(車両重量1.5t以下・初度登録から13年未満)の標準的な内訳です。

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費用の項目金額の目安備考
法定費用
(税金・保険など)
約4.4万円重量税:24,600円
自賠責:17,650円
印紙代:約1,800円
車検基本料
(点検・事務手数料)
2〜5万円整備工場やディーラーなど、依頼先で差が出やすい部分です
整備費用
(消耗品交換など)
0.5万円〜オイル交換などの最低限の整備
合計約6.5万円〜10万円
ハイブリッド車の注意点

プリウスやアクアなどのハイブリッド車は「エコカー減税」の対象となり、上記の重量税(24,600円)が免税(0円)や減税(約1万円〜1.5万円)になるケースが多くあります。

逆に、ガソリン車で13年以上経過している場合は、重量税が34,200円まで上がるため注意が必要です。

ミニバン・SUV(〜2.0t超 / アルファード・ハリアー等)

アルファード、ヴェルファイア、ランドクルーザープラドなどの大型車や、ハリアー、ヴォクシーなどのミドルサイズ車は、車体が大きく重量があるため、税金も整備費も高くなる傾向があります。 このクラスの車検費用相場は8万円〜13万円程度です。

以下は、このクラス(車両重量1.5t超〜2.5t以下・初度登録から13年未満)の内訳です。車種によって重量税の区分が「2.0t以下」か「2.5t以下」に分かれるため、法定費用に幅があります。

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費用の項目金額の目安備考
法定費用
(税金・保険など)
約5.2〜6.1万円重量税:32,800円〜41,000円
自賠責:17,650円
印紙代:約1,800円
車検基本料
(点検・事務手数料)
2.5〜6万円大型車は点検の手間がかかるため、基本料も高めに設定されがちです
整備費用
(消耗品交換など)
0.5万円〜オイル交換などの最低限の整備
合計約8万円〜13万円

重量税の区分について

  • 1.5t超〜2.0t以下(重量税 32,800円):ハリアー、ノア、ヴォクシー、セレナ、CX-5など
  • 2.0t超〜2.5t以下(重量税 41,000円):アルファード、ヴェルファイア、ランドクルーザープラド、デリカD:5など
高額になりやすいポイント

このクラスはタイヤのサイズが大きく(18インチ以上など)、タイヤ交換が発生すると4本で10万円以上かかるケースも珍しくありません。

また、車両重量があるためブレーキパッドの減りも早く、予期せぬ交換部品が出やすい点にご注意ください。

費用の内訳【1】法定費用

車検費用の中で、絶対に安くならない(値引きできない)部分、それが「法定費用」です。

法定費用は国に納める税金や保険料で構成されており、ディーラーで車検を受けても、格安の車検専門店で受けても、金額は一律で同じです。

車検費用の総額が店によって違うのは「基本料」や「整備代」が異なるからであり、この法定費用に関してはどこへ行っても固定額がかかります。

それぞれの金額を順番に見ていきましょう。

自動車重量税の一覧表

自動車重量税は、その名の通り「車の重さ」に応じて課税される税金です。また、環境性能(エコカーかどうか)や、新車登録からの経過年数(13年・18年)によっても税額が大きく変わります。

以下は、車検時に支払う2年分の税額一覧です。

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車両重量エコカー(本則)
※減税なしの場合
エコカー外
(〜13年未満)
13年経過
(重課)
18年経過
(重課)
軽自動車5,000円6,600円8,200円8,800円
〜0.5t5,000円8,200円11,400円12,600円
〜1.0t10,000円16,400円22,800円25,200円
〜1.5t15,000円24,600円34,200円37,800円
〜2.0t20,000円32,800円45,600円50,400円
〜2.5t25,000円41,000円57,000円63,000円
〜3.0t30,000円49,200円68,400円75,600円
「エコカー減税」について

上記表の「エコカー」列は、減税が適用されない場合の基本税率です。

電気自動車や燃費基準を大きく達成している車は、ここからさらに「免税(0円)」や「50%減税」などの優遇措置が受けられます。

正確な減税額は、車検証の記載内容に基づいて計算する必要があるため、見積もり時に必ずご確認ください。

古い車(13年以上・18年以上)は、「重課」と呼ばれる割り増し税率が適用され、通常の車よりも税金が高くなります。

長く乗っている愛車の車検費用が「前回より高い」と感じたら、この重量税が上がっている可能性があります。

自賠責保険料(24ヶ月)

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、公道を走るすべての車に加入が義務付けられている「強制保険」です。対人賠償(事故の被害者への補償)を目的としており、この保険料も国によって定められているため、どの業者で支払っても金額は変わりません。

車検は通常「次の車検までの期間(2年分)」をまとめて支払うため、24ヶ月契約が一般的です。

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車種区分保険料(24ヶ月)対象
軽自動車17,540円すべての軽自動車
普通自動車17,650円自家用乗用自動車(白ナンバー)
知っておきたい2つのポイント
  • 沖縄県・離島は別料金
    上記は本土(沖縄県・離島以外)の料金です。沖縄や離島地域は保険料が安く設定されています。
  • 車検切れの場合は「25ヶ月分」
    万が一、車検有効期限が切れてしまっている車を持ち込む場合は、期間のズレをカバーするために1ヶ月多い「25ヶ月分」の加入が必要になり、数百円〜千円程度高くなります。

印紙代

印紙代とは、国や軽自動車検査協会に支払う「車検の検査手数料」のことです。

金額は数百円単位の細かい差ですが、「車検を受ける工場の種類申請方法(デジタルか紙か)によって異なります。

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依頼する工場のタイプ金額の目安特徴
指定工場(OSS申請)
※ディーラーや大手チェーン店など
1,600〜1,800円国から検査を委託された工場
デジタル申請(OSS)だと最安値
指定工場(紙申請)1,800円従来の紙書類での申請方法
OSSより少しだけ高い
認証工場
※街の整備工場など
2,200〜2,300円車を陸運局に持ち込んで検査するため、
証紙・印紙代が少し高くなる

ユーザー側で「OSSにしてほしい」と指定することは難しく、基本的にはその店が導入しているシステムに従うことになります。

見積もりを見る際は、印紙代=約2,000円前後と考えておけば、大きなズレはありません。

費用の内訳【2】車検基本料

法定費用とは異なり、業者によって金額が大きく変わるのが「車検基本料」です。ここが車検費用の節約において、最も比較検討すべきポイントとなります。

車検基本料とは、簡単に言えば「そのお店の人件費や利益」にあたる部分で、主に以下の2つの費用が含まれています。

  • 24ヶ月点検整備料
    法律で定められた56項目の点検を行う技術料
  • 検査代行手数料
    陸運局への書類提出や検査ラインを通すための事務手数料

業者の業態によって設定金額の相場が異なるため、それぞれの特徴と目安を見てみましょう。

特定の自動車メーカー(トヨタやホンダなど)と契約を結んでいる正規販売店

目安料金4万円〜
メリット自社メーカーに精通した質の高い整備
予備整備もしっかり行うため安心感は◎
デメリット基本料が高めに設定されている

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業者のタイプ基本料の目安メリット・デメリット
ディーラー4万円〜【メリット】
自社メーカーに精通した質の高い整備。
予備整備もしっかり行うため安心感はNo.1。
【デメリット】
基本料が高めに設定されている。
車検専門店
(コバック・速太郎など)
1.5万〜2.5万円【メリット】
車検に特化しているため作業が早く、料金も明確で安い。
【デメリット】
整備内容がマニュアル化されており、複雑な修理には対応できない場合も。
カー用品店
(オートバックスなど)
1.5万〜3万円【メリット】
消耗品(タイヤやオイル)の種類が豊富で、予算に合わせて選びやすい。
【デメリット】
土日は混雑しており予約が取りにくいことがある。
ガソリンスタンド1.5万円〜【メリット】
基本料が最も安い傾向。「ガソリン割引」などの特典がつくことも。
【デメリット】
整備士が常駐していない店舗もあり、重整備は外注になるケースがある。

とにかく安く済ませたい」ならガソリンスタンドや車検専門店が有利ですが、「長く乗るからしっかり見てほしい」ならディーラーや整備工場が安心です。

金額だけでなく、自分の車に何を求めるか(安さ vs 安心)で選ぶのが正解ですよ。

費用の内訳【3】整備費用

車検の見積もりを見て「チラシの金額よりずっと高い!」と驚く原因の9割は、この整備費用(部品代+工賃)にあります。

法定費用や基本料とは異なり、整備費用は車のコンディション(走行距離やメンテナンス頻度)によって0円にもなれば、10万円以上にもなる変動要素です。「どの部品を変えるといくらかかるのか?」の相場を知っておくことが、適正価格を見極める第一歩です。

まずは、具体的にどのような整備が提案されるのか、詳しく見ていきます。

車検でよくある追加整備リスト

車検の見積もりには、基本料以外に様々な「整備項目」が並びます。まずは、どの車でも提案されやすい定番の消耗品とその費用感を見てみましょう。

これらは単価が数千円〜1万円台と比較的手頃ですが、積み重なると数万円の出費になります。

【定番】追加整備の費用目安(部品代+工賃)

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整備項目軽自動車普通車備考・交換時期
エンジンオイル3,000円〜4,000円〜【推奨】半年〜1年ごと。
汚れていると燃費悪化の原因に。
ブレーキフルード4,000円〜5,000円〜【推奨】2年ごと(車検時)。
吸湿して劣化するため交換が一般的。
ワイパーゴム(2本)2,000円〜3,000円〜【推奨】1年ごと。
拭き取りが悪いと視界不良で危険。
ゴムブーツ類10,000円〜15,000円〜【必須】破れていると車検不合格。
足回りの保護部品です。
エアコンフィルター3,000円〜4,000円〜【推奨】1年ごと。
車内の臭いやカビ対策に。
ゴムブーツ類は「必須」

上記の中で「ゴムブーツ類(ドライブシャフトブーツ等)」だけは、亀裂や破損があると法律上車検に通りません

一方で、オイルワイパーなどは「後で自分で交換する」ことも可能なため、予算がない場合は相談可能な項目です。

高額になりやすい「3大部品」に注意

見積もりを見て「えっ、こんなに高いの!?」と驚くケースの大半は、以下の3大高額消耗品が含まれている時です。 これらは安全に関わる重要部品であるため単価が高く、交換が重なると一気に総額が跳ね上がります。

【高額】3大部品の費用目安(部品代+工賃)

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部品名軽自動車普通車ミニバン・SUV
① タイヤ (4本)2.5万円〜4万円〜6万円〜
② バッテリー1万円〜1.5万円〜2万円〜
③ ブレーキパッド1.2万円〜1.5万円〜1.8万円〜
それぞれの注意点
  • タイヤ
    価格差が激しい部品です。海外製の格安タイヤなら上記金額で済みますが、国産有名メーカー(ブリヂストンなど)を選ぶと倍近い金額になります。
  • バッテリー
    アイドリングストップ車やハイブリッド車は専用の高性能バッテリーが必要なため、上記目安よりさらに高額(2万円〜4万円)になることが多いため注意が必要です。
  • ブレーキパッド
    ブレーキの摩擦材です。新品は約10mmありますが、残り3mm以下になると交換を強く推奨されます。

「必須整備」と「予備整備」を見極めるコツ

整備費用を安く抑える最大のコツは、見積もりの内容が車検に通すために絶対必要な整備(必須)なのか、念のためにやっておく整備(予備)なのかを見極めることです。

整備士が提案する項目には、この2つが混ざっています。

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項目の種類意味判断基準
必須整備これを直さないと車検に合格しない不具合箇所断れない
(ゴムブーツ破れ、ヘッドライト球切れ等)
予備整備
(推奨整備)
今は大丈夫だが、次の車検までに交換したほうが良い箇所相談・削除可能
「あとでやります」「予算オーバーです」と伝えてOK

もし、見積もりが高いと感じたら、スタッフに

この中で、今回交換しないと「車検に通らない項目」はどれですか?

と聞いてみることもおすすめです。必須項目と推奨項目が整理され、本当に必要な出費だけを残して予算を調整しやすくなりますよ。

車検費用を安く抑える3つのコツ

「法定費用」はどこで受けても同額ですが、それ以外の「基本料」と「整備費用」は、選び方ひとつで数万円単位の節約が可能です。

「言われるがままにお願いしたら高かった…」と後悔しないために、誰でも実践できる3つの節約テクニックをご紹介していきます。

相見積もりをとる

車検費用を安くするための最も確実な方法は、複数の業者で見積もりを取り、比較することです。1社だけで決めてしまうと、その金額が適正なのか、過剰な整備が含まれているのか判断できません。

なぜ見積もり比較が必要なのか、同じ車でも業者によってこれだけ内容が変わる可能性があるからです。

【見積もり比較のイメージ】

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ポイントA社(ディーラー等)B社(車検専門店・GS等)
基本料高い(4万円〜)安い(1.5万円〜)
整備方針予備整備重視
「次の車検まで安心」を基準に、まだ使える部品も早めに交換提案
車検合格重視
「今の車検に通るか」を基準に、最低限の交換に絞る傾向
総額の差高くなりやすい安くなりやすい
実践のポイント
  • 最低2〜3社回る
    ディーラーと車検専門店(またはガソリンスタンド)をそれぞれ1社ずつ受けると、価格差が明確になります。
  • 見積もり書を見せる
    「他店ではこの金額でしたが、もう少し安くなりますか?」と相談交渉の材料にも使えます。
  • 無料見積もりを活用
    ほとんどの業者が車検見積もりを無料で行っています(※分解点検を伴う場合は有料のこともあるので事前確認を)。

消耗品を自分で交換しておく(上級者向け)

車検の整備費用には、部品代だけでなく「交換工賃(作業料)」も含まれています。

簡単な消耗品を事前に自分で交換しておけば、この工賃をゼロにできるだけでなく、ネット通販などで安く部品を調達して部品代自体も抑えることが可能です。

ただし、失敗すると危険な作業もあるため、自分のスキルに合わせて実施しましょう。

【難易度別】自分で交換できる消耗品

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難易度項目節約効果備考
★☆☆
(簡単)
ウォッシャー液数百円補充するだけ。空だと車検に通りません。
★☆☆
(簡単)
発炎筒1,000円程度有効期限切れ(4年)に注意。
カー用品店で買って載せ替えるだけでOK。
★★☆
(普通)
ワイパーゴム1,000〜2,000円車種に合ったサイズを選べば、
工具なしで数分で交換可能。
★★☆
(普通)
エアコンフィルター1,000〜3,000円グローブボックスの奥にあることが多く、
慣れれば5分程度で完了。
★★★
(難しい)
バッテリー数千円※注意※
ショートの危険や、車のメモリが飛ぶリスクあり。
自信がない場合はプロに任せましょう。
持ち込み交換は工賃が高くなることも

「部品をネットで安く買って、店に持ち込んで交換してもらう」場合、通常の工賃より割高な持ち込み工賃を請求されることが一般的です。

自分で作業できない部品(タイヤやブレーキなど)は、素直にお店で部品ごと購入したほうがトータルで安くなることもあります。

早期予約割引の利用

「整備の知識もないし、交渉も苦手…」という方に最もおすすめなのが、この早期予約割引インターネット割引の活用です。

多くの車検業者(特にチェーン店やガソリンスタンド)は、スケジュールの空きを埋めるために、早めに予約をしてくれる顧客を優遇する制度を設けています。

単に早く予約を入れるだけで数千円単位の割引が適用されるため、使わない手はありません。

【割引の例】大手車検チェーンの場合

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割引の種類割引額の目安条件
超早期予約
(6ヶ月前〜)
3,000〜4,000円引き半年前から予約枠を確保することで、
最大の割引率が適用されます。
早期予約
(3ヶ月前〜)
1,500〜2,000円引き車検満了日の3ヶ月前予約。
予定が立ちやすい時期です。
インターネット割引1,000〜2,000円引き電話ではなくWebサイトから申し込むだけ。
24時間受付で便利。
会員・リピート割引1,000円〜会員カード提示や、前回も同じ店で
受けた場合に適用。

他にも、「楽天Car車検」や「EPARK車検」などの車検予約サイトを経由すると、店舗独自の割引に加え、数千ポイントのポイント還元が受けられるキャンペーンを実施していることがあります。

実質的な負担額を減らすために、公式サイトだけでなく予約サイトもチェックしてみましょう。

車検はいつから受けられる?

車検自体は満了日の1ヶ月前から受けることができます(指定工場なら45日前から手続き可能な場合も)。 予約だけなら半年前からでも可能なので、カレンダーに予定を入れて早めに動き出すことが節約への近道ですよ。

車検費用のよくある質問(Q&A)

最後に、車検費用に関する気になる疑問や、知っておくとトラブルを防げるポイントをQ&A形式で解説します。

これから見積もりに行く前に、ぜひチェックしておいてくださいね。

Q1.見積もりの「推奨整備」は断ってもいいですか?

Answer

はい、断っても問題ありません

必須整備以外は、あくまで「より快適に、より安全に乗るための提案」ですので、ご自身の予算や今後の使用予定に合わせて自由に判断して大丈夫です。

見積もり書には「必須項目」と「推奨項目」が混在していることがほとんどです。整備士はプロとして「次の2年間トラブルがないように」と考えて提案してくれますが、すべて受け入れると予算オーバーになりがちです。

もし推奨整備を断る(先送りにする)場合は、以下のように伝えてみましょう。

  • 「予算が〇万円なので、車検合格に必須な箇所だけに絞ってください」
  • 「この部品は、あと半年くらい持ちますか? もし持つなら交換は来年にします」
  • 「近いうちに乗り換える予定なので、最低限でお願いします」

ただし、ブレーキパッドやタイヤなど、直近の安全性に関わる項目については、整備士の説明をよく聞き、リスクを理解した上で判断してください。

Q2.車検費用はクレジットカードで払えますか?

Answer

「整備費用」は使えますが、「法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代)」は現金のみの店舗が多いです。

ただし、最近では法定費用を含めた「全額クレジットカード払い」に対応している店舗も増えています。事前に店舗への確認が必要です。

多くの店舗で「法定費用(税金・保険料)は現金でお願いします」と言われるのには理由があります。

これらはお店の売上ではなく、そのまま国や保険会社に納めるお金です。もしカード払いにすると、お店側がカード決済手数料(数%)を自腹で負担することになり、利益が減ってしまう(または赤字になる)からです。

【業態別の支払い対応(目安)】

支払いパターン主な対応店舗
全額カードOK一部のディーラー、大手カー用品店、
「楽天Car車検」などのポータルサイト加盟店
一部カードOK
(基本料・整備費のみ)
多くの車検専門店、ガソリンスタンド、
一般の整備工場
現金のみ昔ながらの個人整備工場など

もし手持ちの現金が少なく「全額カードで支払いたい」場合は、予約の段階で必ず法定費用も含めてカード払いできますか?と確認しましょう。

また、後から分割払いに変更する場合などは、カード会社所定の金利手数料がかかる点にご注意ください。

Q3.13年超えた車はどれくらい高くなりますか?

Answer

自動車重量税が「重課」され、車検ごとの税額が数千円〜1.6万円ほど高くなります。具体的には、軽自動車で約1,600円、一般的な普通車(1.5t以下)で約1万円の増税となります。

新規登録から13年(および18年)が経過した車は、環境への負荷が大きいとみなされ、自動車重量税の税率が上がる「重課(じゅうか)」という制度が適用されます。

【13年経過時の重量税アップ額(目安)】

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車種区分13年未満の税額13年経過後の税額差額(負担増)
軽自動車6,600円8,200円+1,600円
小型車(〜1.0t)16,400円22,800円+6,400円
普通車(〜1.5t)
※カローラ等
24,600円34,200円+9,600円
ミニバン(〜2.0t)
※ノア・ヴォクシー等
32,800円45,600円+12,800円
大型車(〜2.5t)
※アルファード等
41,000円57,000円+16,000円

13年落ちの車は税金だけでなく、整備費用も高くなる傾向があります。

ゴム部品の劣化、タイミングベルトの交換時期(10万キロ目安)、ラジエーターの水漏れなど、経年劣化による修理箇所が増えるため、車検総額では税金の差額以上にコストがかかるケースが多いことを覚悟しておきましょう。

Q4.ハイブリッド車の車検は高いですか?

Answer

基本的には「ガソリン車より安い」ケースが多いです。

エコカー減税で「重量税」が優遇される上、回生ブレーキのおかげでブレーキパッドが減りにくいからです。ただし、「バッテリー交換」が発生すると高額になるため注意が必要です。

プリウスやアクアなどのハイブリッド車は、ガソリン車とは異なる費用構造を持っています。「税金は安いけれど、特定の部品が高い」という特徴を理解しておきましょう。

【ガソリン車 vs ハイブリッド車 費用比較】

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項目ハイブリッド車の特徴費用の傾向
自動車重量税エコカー減税対象車が多く、
初回や2回目の車検では**免税(0円)になることも。
安くなる
ブレーキパッドモーターで減速する「回生ブレーキ」を使うため、
パッドが摩耗しにくく、10万km交換不要なことも。
安くなる
補機バッテリー
(12V)
システム起動用のバッテリー。
専用品が必要で、一般的なバッテリーより高価。
高くなる
(相場:2万円〜4万円)
駆動用バッテリー
(メイン)
モーターを動かす巨大な電池。
寿命は長いが、交換になると20万円以上**かかる。
極めて高くなる
(※頻度は稀)

車検でよく交換を勧められるのは、数万円の「補機バッテリー(12V)」の方です。

「ハイブリッドはバッテリーが高いと聞いていたけど、数十万円もするの?」と勘違いされることがありますが、数十万円かかるのは「駆動用メインバッテリー」の故障時だけです。通常の車検では、補機バッテリー代(約3万円前後)の出費を覚悟しておけば、基本的には安く済みますよ。

まとめ

車検費用の仕組みは、決して複雑ではありません。 総額はどこで受けても同じ法定費用店によって変わる基本料・整備代の合計で決まります。

今回解説した内訳と相場を知っているだけで、見積もりを見た時の納得感はまったく違うはずです。 最後に、賢く車検を受けるためのポイントを振り返りましょう。

実践のポイント
  • 法定費用は固定なので、節約するなら「基本料」と「整備代」を見直す。
  • 整備項目は「必須(合格に必要)」「推奨(念のため)」をしっかり区別して相談する。
  • 1社で即決せず、相見積もりを取って価格と内容を比較する。

まずは気になる店舗で無料見積もりを取り、愛車の状態と費用をチェックすることから始めてみましょう。

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