はじめての車買取ガイド
査定から入金まで、失敗しない全手順を徹底解説
車を売却することは、人生における「資産整理」の重要な一歩です。特に30代〜50代のオーナー様にとって、愛車は単なる移動手段ではなく、大切にメンテナンスしてきた価値ある資産でもあるはずです。
本ガイドは、これから中古車買取や車の売却を検討されている方向けに、愛車売却のコツや流れ、注意点をご紹介しています。
【事前準備】車売却を考え始めたらまず確認すること
車売却の中で最も損をするパターンは「とりあえず査定に出してみる」です。
事前準備を怠った状態で買取業者に査定を依頼しても、確認不足の項目が多かったりすることで売却額が低くなったり、本来の車の価値を十分に伝えられずに査定がされてしまいます。
まず最初に車売却を考えたら何を調べなければならないのかを知ることから車買取はスタートします。まずは以下の3つの項目を確認するところから始めましょう。
愛車のグレードやオプションなど基本情報を把握
まずは、ご自身の車の「正確なグレード」と「装備」を確認しメモを取るようにしましょう。
特に「純正オプション(サンルーフ、本革シート、安全支援システム等)」は、後付けできないため強い加点対象になります。車検証を見ながら、公式サイトのグレード検索サイトで型式を確認するようにしましょう。
この数十分で終わる手間が、後の査定士との交渉における「根拠」になってきます。
愛車に関する基本情報を所有者が把握することから車売却は始まっています。まずは車を購入した際の書類を引っ張り出してみてください。
プラス査定に繋がる付属品の準備
「スペアキー」と「整備記録簿(メンテナンスノート)」の2点は、査定額に数万円の差を生む生命線です。
特に整備記録簿は、その車がどのように愛されてきたかを示す「履歴書」と言っても過言ではありません。これが欠けていると、走行距離が短くても「隠れた不具合」を疑われ、マイナス評価を受けるリスクがあります。
社外パーツを付けている方は、純正パーツの保管場所も必ず確認しておきましょう。できる限り購入時と同じパーツ数になるようにすることが重要です。
売却期限と目標金額の設定
中古車相場は鮮度が命であり、1週間で数万円変動することも珍しくありません。
「良い条件なら売る」という曖昧な姿勢よりも、「3週間後の納車に合わせて手放したい」という具体的な期限がある方が、買取店も本気の最高値を提示しやすくなります。
ただし、前は急げと考え、買取に関する情報調査をせずにすぐに売却することはおすすめできません。車買取には高額査定されやすい時期が年2回あります。買取市場の動向も理解した上で売却時期を決めるようにしましょう。
初めて車売却を考えられる方は、この時期と金額の関係を理解するのが難しいと言われます。
車売却(中古車買取)の流れ:失敗しないロードマップ
買取店を決める
大手チェーンから地域密着店まで、選択肢は様々あるため迷われる方が多いです。確認すべき点は「買取店で販売ルートを独自に持っているか」です。買い取った車をすぐに販売できる環境にあるお店は、比較的に高い買取額を提示できる強みがあります。
必要書類を用意
車を売却する際に必要になる書類は普通自動車と軽自動車で異なります。まずは買取をして欲しい車のタイプではどのような書類を準備する必要があるのかを把握しましょう。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自賠責保険承認請求書
- 自動車税(種別割)納税証明書
- 譲渡証明書・委任状
- 実印
- 印鑑登録証明書
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自賠責保険承認請求書
- 軽自動車税(種別割)納税証明書
- 申請依頼書
- 認印可
査定予約、査定を受ける
売却手続き
金額に合意したら最後の手続きとして契約締結があります。ここでチェックすべきは「入金日」と「減額規定の有無」です。契約書の約款を細かく確認するようにすることが重要です。
- 売買の合計金額
- お支払い時期と方法
- 売買車両の基本情報
- 諸費用
- 車両引渡日
- 登録名義変更日
- 瑕疵担保期間
- 事故の責任
- キャンセル規定
- 損害金
- 特約事項
入金
車両と書類が引き渡された後、通常2〜5営業日以内に振り込まれます。振込手数料の負担がどちらか、といった細かい点まで契約時に確認しておくと完璧です。
納得の車売却、完了!
高額買取のコツ:1円でも高く売るための戦術
愛車の相場を理解する
Web上の買取実績やオークション代行サイトの数字を事前に調査して、「自分の車の底値」を知っておくことです。底値を知っていれば、安すぎる提示に対して自信を持ってNOと言えます。
車を売る時期を見極める
「1月〜3月」「8月〜9月」が中古車買取で車が高く売れる時期と言われています。1月~3月は決算期や新生活需要で買取店も在庫確保に必死になるため、通常よりも高く査定される可能性があります。
複数業者で相見積もりを取る
最強の交渉術は「見積もりを複数比較すること」です。「他社では〇〇万円だった」という事実は、何よりも強い説得力を持ちます。金額だけでなくサービスも含めたトータルで判断しましょう。
※表示の金額はあくまで参考例であり、実際の査定額とは異なります。
売却時の注意点:リスクを回避する知恵
ここまで車売却(中古車買取)の事前情報から売却完了までの流れを見てきました。また、高価買取を目指す方向けのコツについても触れてきました。
しかし、実際に買取契約を進める際には注意すべき点もいくつか存在します。
この章では売却の最後で後悔しないために知っておきたい項目を3つ紹介します。
原則キャンセル不可
車の売却において、最も注意すべき点は「売買契約を結んだ後のキャンセルは原則としてできない」ということです。
- クーリング・オフは適用外 一般的に消費者を守る「クーリング・オフ制度」ですが、実は自動車の売買(個人から業者への売却も含む)には適用されません。
- 違約金の発生 どうしてもキャンセルしたい場合、業者側はすでにオークションへの出品手配や名義変更の手続きを進めていることがあり、高額なキャンセル料(違約金)を請求されるケースがほとんどです。
「今日決めてくれたらプラス◯万円します」という即決の誘い文句に乗せられず、家族の同意や次の車の納車時期などをしっかり確認してから判を押すようにしましょう。
瑕疵(かし)
売却後に最もトラブルになりやすいのが、「瑕疵(契約不適合責任)」に関する問題です。これは、引き渡し後に事前の説明にはなかった不具合や修復歴が見つかることを指します。
- 二重査定(再査定)のトラブル 一度契約した後に「後から修復歴が見つかったので、買取額を減額します」と告げられるケースがあります。
- 正直に伝えることが最大の防御 過去の事故、冠水歴、異音、エアコンの不調などは、隠さずにすべて伝えましょう。意図的に隠していたと判断されると、損害賠償を請求されるリスクもあります。
契約書の中に「瑕疵担保期間」や「再査定に関する規定」がどう記されているか確認してください。優良な業者の多くは、引き渡し後の大幅な減額をしないルールを設けています。
悪徳業者には要注意
残念ながら、一部には強引な手法で契約を迫る悪徳業者も存在します。特に初めての売却をする方はこのような業者を見抜く耐性がありません。
そこで、以下のような兆候が見られる場合は悪徳業者の可能性があるので覚えておくようにしましょう。
- 強引な居座り・買い叩き 「売るまで帰りません」と居座ったり、相場より極端に低い価格を提示して「今すぐ決めないと価格が落ちる」と脅したりする手口です。
- 入金の遅延・不履行 車を引き渡したのに、約束の期日になっても買取代金が振り込まれないという最悪のケースも報告されています。
- 還付金の説明がない 自動車税の未経過分などは本来売主に還元されるべきものですが、説明なしに自社の利益にする業者もいます。
- JPUC(日本自動車購入協会)の加盟店かどうかを確認する。
- 口コミだけでなく、実際の接客で「デメリット」も説明してくれるかを見る。
- 契約書の内容を丁寧に説明してくれるかチェックする。
よくあるご質問
車買取と下取りの違いはなんですか?
「車買取」は中古車業者に自分の愛車を売却して現金化することです。一方で「下取り」は新車をディーラーで購入する際に現在乗っている車を買い取ってもらうことを指します。車買取は車の現在価値を正確に査定し現金化することが目的で、下取りは新車購入と同時に手軽に今の車を引き取ってもらうことを目的としています。
ローンが残っていても売却できますか?
基本的に、車のローンが残っていても車の売却は可能です。ただし、売却金額でローンを完済できない場合、「追い金」が必要になります。クレジットカード払いや専用ローンでカバーできるサービスも存在します。
売却後の自動車税はどうなりますか?
自動車税は4月1日時点の所有者に1年分請求されます。年度途中で売却した場合、多くの買取店では「未経過分を査定額に上乗せ」して還元することがあります。買取査定時にこの項目が明細や担当スタッフからの説明の中にあるか確認してみましょう。
査定項目にある走行距離の基準はありますか?
走行距離は1万km・5万km・10万kmを目安に査定額が下がっていきます。1万kmの車は新車の半額~3/4の価格が目安となります。5万kmは新車の半額が最大、10万kmになると過走行車として下取りできない場合もあることを理解しておきましょう。


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